【東北発、熊本に届け】被災体験者のアドバイス(下)

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普段のご近所付き合い大切に

 宮城県で活動する学生団体「情報ボランティア@仙台」の学生記者が、東日本大震災を経験した人たちに、熊本地震被災者へのアドバイスを聞き取りました。東北のブロック紙・河北新報(仙台市)が呼び掛け実現した企画「東北発、熊本に届け」を紹介します。


 宮城県名取市の佐山弘美さん(52)は、20年ほど前から分譲マンションで暮らしている。

 世間では、近所付き合いの風潮が薄れていると耳にするが、子ども会やPTAを通して周囲と積極的に交流してきた。そんな中、東日本大震災を経験し、「近所付き合いの大切さを肌で感じた」と言う。

 震災が起きた晩、家中のモノが倒れて、子どもたちを寝かせる場所さえ確保できず、困り果てた。その時、同じマンションに住む知人の部屋に、子ども2人を泊めてもらったありがたさは、今も昨日のことのように覚えている。

 「困ったときはお互いさま」とかけてもらった言葉に救われ、その夜は子どもたちの体を休めることができたという。「普段から話をする間柄だから、お願いできたこと」と、佐山さんは当時を思い返す。

 コミュニケーションは人間関係を豊かにするためにも欠かせないが、助け合える関係性があると、いざという時に大きな安心感をもたらしてくれる。

 「自分から声をかけるなど、ご近所とのつながりを自ら築いていかなければいけない」。震災から5年が過ぎても、佐山さんの決意は揺るがない。(情報ボランティア@仙台学生記者 宮城学院女子大3年、加藤里香)=河北新報提供

連載東北発、熊本に届け 被災体験者のアドバイス

トピック平成28年熊本地震

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