寝台列車「ななつ星」上天草へ 観光後押し

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 九州を巡る豪華寝台列車「ななつ星in九州」の乗客が5日、上天草市を訪れ、クルーズ船での遊覧や、地元の食材を使った料理を満喫した。

 熊本地震で影響が出た同市の観光を後押ししようと、JR九州が「ななつ星」と船旅を初めて組み合わせた。

 上天草観光は8~10月の3泊4日コースの最終日に組み込まれ、乗客は八代市の有佐駅で下車し、バスで宇城市の三角港に向かう。同港からはクルーズ船で、上天草市松島町の前島港までの船旅を楽しむ。

 この日は、関東や関西、台湾などの28人が同市の船会社「シークルーズ」の船上から天草五橋や美しい島々を眺めた。前島港に到着すると、地元の子どもたちや宿泊施設の女将[おかみ]ら約60人の出迎えを受け、天草の魚介類などを使ったイタリア料理を味わった。大阪府の自営業の板倉康雄さん(56)は「船から望む景観は素晴らしい」と喜んでいた。

 船旅を楽しんだ乗客は宇城市の三角駅から観光列車「A列車で行こう」で宇土駅に向かい、ななつ星に戻った。(小野宏明)

前島港に到着し、地元の子どもらの出迎えを受ける豪華寝台列車「ななつ星in九州」の乗客たち=上天草市