赤れんがクルーズ、9月に刷新 「ペリーポイント」経由

 ケーエムシーコーポレーション(神奈川県横浜市西区)が運航する「赤レンガ倉庫横浜クルーズ」が9月からリニューアルする。歴史、産業、みなとみらいの3エリアに区分。ガントリークレーンの荷役作業などを間近で体感できるほか、ペリー提督が黒船来航時に錨泊(びょうはく)したとされる「ペリーポイント」を経由するのが特徴だ。同社は「港を中心に発展した横浜のロマンと迫力を感じて」とPRしている。

 横浜赤レンガ倉庫(同市中区)裏の「ピア赤レンガ桟橋」発着の55分間のクルーズでは横浜ベイブリッジの下をくぐったり、ガントリークレーンによってコンテナが持ち上げられる様子を間近で見学したり。船ならではの体験が楽しめる。

 遠くにみなとみらい21(MM21)地区を望むペリーポイントは約160年前、ペリーが黒船から見たであろう景色を描いた絵と見比べながら、横浜の発展の歴史を実感できる。

 同クルーズは2010年6月に運航開始。今回の刷新にあたり、ラジオパーソナリティーの高嶋ひでたけさんが“応援団長”に就任、クルーズ中のナレーションを担当する。

 同社の熊澤喜一郎代表(58)は「20年の東京五輪を見据え、リニューアルを図った。横浜へ訪れる人たちに、船に乗る文化を提案したい」と話している。

 1日4便。大人1200円。問い合わせは同社電話045(290)8377。

© 株式会社神奈川新聞社