鎌倉の海水浴客数は69万人 前年比5%増

 鎌倉市が発表した今夏の海水浴客数は、市内の3海水浴場(材木座、由比ガ浜、腰越)で計約69万1700人だった。条例による規制が始まった昨年(65万6800人)から5・3%の微増。

 市観光商工課は「条例が浸透し、好天にも恵まれた」とみている。7月1日〜8月31日の開設中は晴れの日や遊泳可能日が昨年に比べて多かった。

 由比ガ浜の客数は17・6%増えたが、材木座と腰越は約4割減った。増減の差が顕著に表れたことについて同課は「由比ガ浜では飲酒して騒ぐ若者が減った一方、中高生のグループが増えたと聞いているが、これといった理由は分からない」と話す。

 市は昨年から条例で砂浜での飲酒や音響機器の使用、入れ墨露出を禁止。昨夏は前年から約27万人減り、過去10年で最少だった。

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