名称「めぐみ町」に 都市開発開始の駅間地区

 「海老名に恵みをもたらす街」−。小田急電鉄(東京都新宿区)による都市開発事業が本年度内にスタートする海老名駅間地区の名称が「めぐみ町」になることがこのほど決まった。

 市によると、対象になるのは同市上郷の約19ヘクタールで、市中央図書館や文化会館も含まれる。このうち、既存の小田急の鉄道施設を除いた、小田急線海老名駅とJR相模線海老名駅の間に挟まれた約3・5ヘクタールの用地については、地権者の小田急が10月以降、業務・商業系、住宅系の2エリアに分けて2025年度までに計10棟を順次整備する計画。

 計画人口は約2200人だが、現在は居住者がいないため、事業主体の小田急側の意見に沿って町名案を決めたという。市議会第3回定例会に提出された関連議案が8月31日に可決され、17年2月13日からめぐみ町が誕生する。

 めぐみ町に隣接する、JR海老名駅西側の地区は土地区画整理事業が実施され、約14ヘクタールの事業用地の形状などから15年6月に「扇町」と命名された。同年10月にまち開きを行い、大型商業施設「ららぽーと海老名」がオープンした。

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