石川町駅がリニューアル 横浜

 観光客の利用を増やそうと、JR石川町駅が15日、リニューアルした。駅名に「元町・中華街」の表記が加わり、ホームは横浜の名所を展示する「プラット・フォト・ギャラリー」に。熊澤武駅長は「これを機に元町と中華街が発展してくれれば」と話した。

 新たな駅名の表記は「石川町(元町・中華街)」。これまで、同駅が観光スポットに近いことは十分に周知されておらず、横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街駅を利用する観光客が少なくなかった。そこで、利便性向上を狙って表記を加えることにした。

 また、壁画が描かれていたホームはデザインを一新し、駅周辺の名所、風景の写真パネルを上下合わせて43枚展示。実際に元町商店街に置かれているものと同じデザインのベンチを元町SS会が寄付し、5カ所に設置された。

 同日開かれた記念式典では、元町と中華街の関係者が出席。元町SS会の永井淳二理事長は「今後、駅はエレベーター設置などバリアフリー化する。それも楽しみ」とあいさつした。

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