70歳以上高額医療の負担増検討

上限引き上げ、厚労省

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現行の高額療養費制度

 厚生労働省は29日、社会保障審議会の部会を開き、毎月の医療費の自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」について、70歳以上の負担上限額引き上げの議論を始めた。年内に結論を出し、早ければ2017年度に実施する。

 公的医療保険からの高額療養費の支給額は13年度で約2兆2千億円と、10年間で約1.6倍に増加。膨らみ続ける医療費を抑制するのが狙いで、委員からは負担増を容認する発言が多数を占めたが、高齢者への配慮から与党内には異論がある。

 部会では、所得ごとに異なる自己負担の上限額が、いずれも現役世代より70歳以上が低いなどと厚労省が説明。負担増の検討を求めた。

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