鹿児島の黒島で新種のラン発見

花咲かず、光合成もせず

画像鹿児島県三島村の黒島で発見された、新種のラン科植物「クロシマヤツシロラン」=4月(神戸大提供)

 鹿児島県三島村の黒島で、光合成をせず、つぼみのまま花が咲かない新種のラン科植物が見つかった。神戸大大学院理学研究科の末次健司特命講師が13日までに植物分類学の国際誌電子版に発表した。

 末次特命講師は、この植物を「クロシマヤツシロラン」と命名。同様の特徴を持つ植物の発見は世界で数例しかなく珍しいという。

 末次特命講師によると、クロシマヤツシロランは、光合成をする代わりに、共生する菌類から根を通じて養分をもらう「菌従属栄養植物」の一種。地上に出ている高さは約15センチで、黒色のつぼみを付けるが、つぼみのまま自家受粉するため、花を咲かせない。

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