村上春樹氏、授賞式でスピーチ

他者排斥の動きに警鐘

アンデルセン文学賞の授賞式に出席した村上春樹さん(中央)=30日、デンマーク・オーデンセ(ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞委員会提供、ヤコブ・ケイニケ氏撮影・共同)
作家の村上春樹さん

 【オーデンセ共同】デンマークの「ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞」の今年の受賞者に選ばれた作家の村上春樹さん(67)は30日、童話作家アンデルセンの出身地、デンマーク・オーデンセでの授賞式に出席、英語のスピーチで「どれだけ高い壁を築き、厳しく部外者を排除し、自分たちに都合よく歴史を書き換えても、結局は自分を傷つけるだけだ」と語った。

 欧州など世界各地で深刻化する難民・移民など「他者」への排斥感情や、歴史修正の動きに警鐘を鳴らしたとみられる。

 村上さんは「影の持つ意味」と題するスピーチで、アンデルセンの作品「影」に触れた。

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