19年ラグビーW杯組織委 協力求め知事ら訪問

 横浜国際総合競技場(横浜市港北区)で予定されている2019年ラグビーワールドカップ(W杯)の決勝戦まで3年となった2日、大会アンバサダーらが開催都市の県と同市を訪れ、大会成功に向けて協力を求めた。

 訪問したのは、組織委員会の嶋津昭事務総長、いずれも元日本代表でアンバサダーの田沼広之さん、昨年のW杯に出場した広瀬俊朗さんの3人。黒岩祐治知事と林文子市長に記念品のラグビーボールを手渡した。

 同市出身の田沼さんは「生まれ育った地での決勝開催に特別の思いがある。仲間を信頼してゴールへ向かうラグビーの魅力を広く伝えたい」などと述べ、黒岩知事は「国民みんなで歓迎できる大会にしたい」と応じた。林市長は今月中にも、市内の競技団体や経済界など数十団体によるW杯と東京五輪・パラリンピックの開催推進委員会を立ち上げることを明らかにした。

 嶋津事務総長は「3年後に7万2千席のスタジアムを満席にするために、努力しなければと決意を新たにした」などと述べた。

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