ようこそ横浜農場へ 地産地消フェア 23店舗参加

 11月は横浜市が定める「地産地消月間」。レストランや飲食店では、市内産農畜産物を使った料理を提供する「よこはま地産地消フェア〜ようこそ、横浜農場へ〜」が開催中だ。みなとみらい21(MM21)地区を代表する3ホテルや元町、中華街の飲食店など、計23店舗が参加している。市農業振興課は「市民の皆さんが、農業を身近に感じるきっかけになれば」と話している。30日まで。

 横浜は、農地と住宅地が混在した全国でも珍しい都市。西区を除く全区に農地が広がる。農業生産額は県内トップクラスというが、「農業が盛んなことがあまり知られていない」(同課)のが実情だ。

 開催にあたり、市は「よこはま地産地消サポート店」の登録店やNPO法人ガストロノミ協議会、横浜中華街発展会協同組合に呼び掛けた。市内で、これだけの規模が参加した地産地消フェアが開催されるのは、初めてという。

 横浜ロイヤルパークホテル(同市西区)は、県内のブランド豚「やまゆりポーク」などを使ったランチやディナービュッフェを展開。市内産コマツナを使ったガトーショコラなども販売する。「神奈川、横浜の食の恵みをぜいたくに取り入れた。『月間』の盛り上げに努めたい」と担当者。

 そのほか、各店舗とも、市内農家や直売所で仕入れた新鮮野菜や、横浜のブランド豚「はまぽーく」を使うなどし、趣向を凝らしたメニューを提供している。

 フェアの詳細は、市の地産地消に関するホームページに掲載されている。

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