幼・保の「育て」共通に 大津市がカリキュラム策定

 大津市は、幼稚園と保育園に通う子どもに一定の質の教育・保育を提供するため、「市幼児教育・保育共通カリキュラム」を策定した。年齢や季節ごとの教育・保育のポイントを解説するほか、小学校入学前後に保育園や学校の双方で配慮する点なども具体的に記しており、保育や学校現場で役立ててもらう。

 これまで幼稚園の教育や保育園での保育の目標・カリキュラムは、「市立幼稚園教育課程」「市基準保育課程」に基づき各園が別々に定めていたが、教育・保育の質を高めるため、あらためて共通の指針として共通カリキュラムを定めた。

 カリキュラムでは目指す子ども像として、健やかでたくましい子ども▽心豊かに人とかかわる子ども▽夢中になって遊び、よく考える子ども-と規定し、実現に向け必要な教育・保育内容を年齢や季節ごとに細かく書き込んだ。

 例えば、「3歳児(4~5月)」では「春の自然の中で遊び、草花や小動物に触れる」など、園で経験する内容を「健康」「人間関係」「環境」など分野ごとに具体的に示した。

 小学校入学前後の「接続期」では入学前と後の注意点を細かく例示。例えば、入学前は「小学校で使用する筆記用具に親しむ」などと園に取り組みを求め、入学後は「トイレに行くタイミングを自分で計れない子もおり、柔軟対応が必要」など学校側が配慮すべき点を記した。

 カリキュラムは市ホームページでも公開しており、市幼児政策課は「保護者が見れば、園でどのような活動をしているのか分かるほか、0~2歳児の項目では家庭での子育てのヒントにもなる」としている。

 また、カリキュラムをベースにした保護者向け子育てハンドブックも制作中で、来年度には市内の乳幼児の保護者に配布する予定。

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