「上を向いて」発車 採用記念し催しJR川崎駅メロディー

 JR東海道線川崎駅の発車メロディーに、10日から歌手の故・坂本九さんの「上を向いて歩こう」(永六輔作詞、中村八大作曲)が採用され同日、ミューザ川崎ゲートプラザ(川崎市幸区)でオープニングセレモニーが行われた。

 この日は同市川崎区出身の坂本さんの75回目の誕生日に当たる。出席した妻で女優の柏木由紀子さんは「坂本九が愛した川崎の玄関口で、同じく愛したこの曲が流れることはとてもうれしい」とあいさつした。

 セレモニーでは、福田紀彦川崎市長、JR東日本の渡利千春横浜支社長、発車メロディー採用への署名活動を行った地域の関係者らが「発車ボタン」を押した。地元の市立富士見中学校吹奏楽部による記念演奏が行われ、「SUKIYAKI」のタイトルで世界中で人気を集めた曲に耳を傾けた。

 川崎駅では同日、下り1番線、上り2番線とも始発から楽曲をアレンジしたメロディーが流された。

© 株式会社神奈川新聞社