「大麻コミュニティー」 限界集落で大麻の男女3人を起訴 横浜地検

 移住先の限界集落内で大麻を隠し持っていたとして男女22人が大麻取締法違反容疑で逮捕された事件で、横浜地検は13日、このうち男女3人を同法違反の罪で起訴し、女性1人を不起訴処分とした。地検は不起訴処分の理由を明らかにしていない。

 起訴されたのは、いずれも長野県大町市在住の男(46)ら3容疑者。起訴状によると、3被告は11月23日、それぞれの自宅で、大麻や大麻を含有する植物片などを所持した、としている。

 捜査は、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部と神奈川・長野両県警などが合同で実施。逮捕された22人のうち8人の捜査を神奈川県警が担当し、横浜地検に送検した。

 麻薬取締部によると、22人は長野県内の限界集落に移住、音楽イベントを主催するなど「大麻コミュニティー」を形成しながら、大麻を乱用していたとみられる。

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