糸魚川市の大規模火災ほぼ消し止められる、約140棟が焼損 避難勧告は継続(12/22発生)

総務省消防庁などによると、22日10:28頃、新潟県糸魚川市大町1丁目の飲食店から火災が発生し、強い南風にあおられて市内中心部に延焼しました。火災は22日21:00前にほぼ消し止められましたが、これまでに住宅など約140棟が焼損し、2人が負傷しています。
火災発生当時、糸魚川市では強い南風が吹いており、12:09には最大瞬間風速24.2m/sを観測しています。

■避難情報
・避難勧告:大町1丁目(90世帯158人)、大町2丁目(131世帯290人)、本町(142世帯296人)〔糸魚川市〕

■ライフラインへの影響
・停電:約500軒(新鉄1丁目、本町、横町1丁目、横町2丁目、大町1丁目、大町2丁目)〔東北電力〕
・ガス:420軒(一部地域)〔新潟県〕
・通信:470回線(一部地域)〔NTT東日本〕

■日本海側で発生した主な大火
・1956年9月10日 魚津大火(富山県魚津市)
 19:45頃発生 死者5人 負傷者170人 焼損家屋1600棟以上 住宅密集地の納屋から出火、折しも台風12号が日本海通過中で、フェーン現象による強風にあおられ拡大。旧市街の40%を焼失する被害に。

・1976年10月29日 酒田大火(山形県酒田市)
 17:40頃発生 死者1人 負傷者1003人 焼損家屋1774棟 繁華街の映画館から出火、発達した低気圧による強風も加わり市街地に延焼、地上6階建の大沼デパートも焼失。雨によって火勢が弱まり翌朝5時に鎮火。

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