実体経済磨き景気の浮揚を 寺島実郎氏講演

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 勁草塾(齋藤勁代表理事)主催の年末特別企画講演会が21日夜、横浜市中区のワークピア横浜で開かれた。多摩大学学長の寺島実郎氏が、金融政策のみに依存しない、実体経済を良くする取り組みの重要性などを呼び掛けた。

 神奈川新聞社などの後援で約300人が出席。寺島氏は現況を「マネーゲームの肥大化で羅針盤なき世界になっている」と指摘。米国や欧州が日本の先例にはならないとし、「日本にふさわしい成長戦略を自らの頭で考えなくてはいけない」と訴えた。その上で「マネーゲームから脱却し、成長戦略の実体化で経済を磨き上げないと景気は浮揚しない」と強調した。

 また、米国のトランプ次期大統領についても触れ、「経済閣僚(の就任予定者)は金融関係者が多く、まさに金融・軍産複合体の様相」と説明した。