充電して帰ってきて いきものがかりゆかりの厚木、海老名市長

 「市民の間に残念との声も聞かれるが、前向きに受け止めたい」。厚木市の小林常良市長は6日の年頭会見で、同市にゆかりのある人気グループ「いきものがかり」の活動休止について感想を述べた。

 小林市長は昨年9月、メジャーデビュー10周年を記念して地元の荻野運動公園で開催された2日間の凱(がい)旋(せん)ライブに駆け付け、約5万人の動員力に人気の高さを改めて実感したという。

 小林市長は「解散ではないので、充電期間に新しいチャレンジをしてまた帰ってきてほしい。一層の活躍を期待して、いまは冷静に見守りたい」との思いを語った。

 凱旋ライブ開催を記念し、市民から募集した写真で制作したモザイクアートの本厚木駅東口地下道での展示は、感謝の意味を込めて予定通り3月まで継続する。

 同じくゆかりのある海老名市の内野優市長は「驚いているが、3人がそれぞれの新たな活動を通してさらなる活躍を願っている」とのコメントを発表した。

 いきものがかりは、厚木市出身でボーカルの吉岡聖恵さんと、いずれも海老名市出身でギターの水野良樹さん、山下穂尊さんによる3人組。

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