健康な人が恩恵を受けられる新型の医療保険が登場

新型の医療保険の特徴

健康な人の保険料を割り引いたり、一定年齢になった時に還付金が受取ったりできる医療保険が出てきている。以下がその特徴だ。

1. ネオファースト生命「カラダ革命」

≪画像元:ネオファースト生命「カラダ革命」

昨年12月に発売されたばかりの新型の医療保険。

この医療保険は、7大生活習慣病(がん、心・血管疾患、脳血管疾患、高血圧症、糖尿病、肝疾患、腎疾患)になったときに、入院一時金を給付する医療保険ですが、保険料の決め方に特徴がある。

一般の医療保険は、性別・年齢によって保険料が決められ、終身医療保険の場合、一生に渡って保険料は変わらない。

ところが、「カラダ革命」は、契約当初3年間は性別・年齢によって保険料が決定されるが、その後は会社独自の「健康年齢」によって、3年毎に保険料が決定されるのだ。

例えば、35歳男性が加入する場合、月額保険料は当初3年間は1,748円。

3年後の38歳時点の健康年齢が「33歳」と実年齢よりも5歳若いと判断された場合には、月額保険料は1,307円。

38歳男性が加入するときの保険料である1,917円と比べて、約32%安く加入できることになる。

逆に「健康年齢」が5歳高いと判断された場合は、3年継続していたという特典分の割引率が低くなり、1,819円と割安感は薄まる。

保険料は定期健康診断書や人間ドックの結果に基づき判定される。

もし更新時に「健康年齢」の算定に必要な項目の検査結果が記載された健康診断書や人間ドックが提出できない場合は、健康年齢判定日の「実年齢+5歳」にもとづいて計算された保険料が適用されることには注意が必要だ。

メディケア生命「メディフィットリターン」

≪画像元:メディケア生命「メディフィットリターン」

昨年11月に発売された還付金付きの終身医療保険。

還付金を受取る年齢は契約時の年齢によって決められ、40歳までに契約した場合は、65歳か70歳。

41歳~45歳契約ならば70歳、46歳~50歳契約ならば75歳、51歳~55歳契約ならば80歳と決められている。
※100%還付の場合は条件が違う。

この医療保険は、先行して発売されている東京海上日動あんしん生命の「メディカルKitR」の進化版だ。

「メディカルKitR」は60歳や70歳時点で、それまで支払ってきた主契約保険料の全額が戻ってくるという終身医療保険であるが、「メディフィットリターン」は、主契約保険料総額の105%(または100%)が戻ってくるというしくみ。

つまり、払った保険料(主契約保険料)よりもお金が戻ってくるわけだ。
 
なお、「メディフィットリターン」も 「メディカルKitR」も、給付された保険金の金額は差し引かれて、一定年齢で戻ってくる還付金から差し引かれれるので、健康であればお得というわけだ。

そもそも健康な人に医療保険が必要?

健康な人が恩恵を受けられる新型の医療保険は、健康を意識して生活している人がメリットが受けられる保険商品だが、そもそも、食べ物やスポーツなど、日々の健康に気を使っている人に医療保険が必要なのか?

まずは、その点についてのよくよく考えなければいけない。
 
日本の公的医療保険は、高額療養費制度などもあり、健康保険が使える範囲の治療費については、出費もそれほど高額ではない。

上記のタイプの保険でも、日常的に貯蓄をしっかりしている状態ならば、入院や手術などに対する経済的リスクに対しても、貯蓄の取り崩しで対応ができる可能性が高い。

健康な人が恩恵を受けられるといっても、保険会社もしっかりと利益が出るような商品設計になっているのだ。

これらの医療保険の加入を考える場合、ご自身の健康状態や、具体的な損得も考慮した上で検討することが賢明である。(執筆者:釜口 博)

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