チャーム販売で宮城の被災者支援

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 宮城県南三陸町の女性たちが手作りした動物マスコット付きキーホルダー(チャーム)を購入し、東日本大震災の被災者を支援する取り組みが岡山県内で広がっている。井原市の自動車部品メーカーが国際ソロプチミスト井原と連携して、この1年半で約130個販売した。今年はチャーム作りを企画したファッションデザイナー・芦田多恵さんを招いて交流し、支援の輪をさらに広げていく。

 商品名は「ミナ・タン チャーム」。芦田さんが経営に関わるアパレルメーカー「ジュン・アシダ」(東京)が、2013年に発売した。

 震災で夫を亡くしたり、仕事を失ったりした30〜60代の女性十数人に、高級生地や本革の切れ端を提供。サル、ヒツジ、ウマ、ライオンなどの形に縫い上げ、全国の直営店などで販売している。価格は1万3千〜1万8千円。経費を除いた全額が女性たちの収入となる。

 自動車部品メーカー・片山工業(井原市西江原町)の片山昌之社長が、東京で商品を目にして趣旨に賛同。15年夏から、自社の受付にチャームを並べて来訪者にアピールしている。社長自らの“トップセールス”もあり、これまでに約50個を販売した。

 同社の取り組みを知った国際ソロプチミスト井原も16年、総社市で開かれたコンサートの会場などで約80個を販売。矢違澄子会長は「震災復興は息の長いサポートが必要。仲間たちに声を掛けて力になりたい」と話す。

 4月には芦田さんを井原市に招待し、会員の女性経営者らに被災者支援への思いを語ってもらう。片山工業の社員らも駆け付け、チャーム販売に協力する予定。

 片山社長は「家族を亡くして生活に困っている女性を継続的に支えようとする姿勢に共感した。今後も賛同者を募り、販売に協力していきたい」と話している。

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