平沼橋駅がリニューアル 相鉄

 横浜市西区の相鉄線平沼橋駅のリニューアル工事が16日、完了した。相鉄グループが今年12月の創業100周年とその先のJR線、東急線との相互直通運転を見据え、認知度向上のために進めている「デザインブランドアッププロジェクト」の一環。すでに9000系車両や駅員・乗務員の制服がリニューアルされているが、駅舎の刷新は同駅が最初。2015年3月から工事を進めていた。

 駅舎の内外装はコンセプトカラーの濃いグレーに統一。昼と夜で色調が変化する照明を採用し、「上質感と落ち着いた雰囲気を演出した」(同グループ広報)。

 また、従来より座席の幅を20センチほど広くし、ゆったり座れるオリジナルベンチ(幅約66センチ、高さ約75センチ、奥行き約57センチ)を設置。一つの座席に子どもと一緒に座れたり、荷物を置いたりするのに便利なため、順次全駅に設置する予定だ。相鉄グループのブランドメッセージや沿線の魅力などを発信するPRボード(全長約90メートル、高さ3メートル)も新設した。同グループは「駅舎などのリニューアルを通し、お客さまに選ばれる沿線を目指したい」としている。

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