多彩なデザイン見て 中国出身・馬さん、あすから展示

 世界各地で生活した経験を基に、独自ブランドを運営する中国人デザイナー馬蕊(マリー)さんが20日から、横浜市磯子区の区民文化センター杉田劇場ギャラリーで、日中国交正常化45周年を記念した展覧会を開く。県日中友好協会、横浜市、中国大使館など後援。

 展示するのは、これまでに描きためたイラスト約50点やオリジナルのエプロンドレスなど。どの作品もカラフルな色使い、ユニークなデザインが特徴だ。

 遼寧省出身の馬さんは、日中の大学でファッションデザインを専攻し、上海で独自ブランド「MARY KHOO(マリー クー)」をスタート。女性が日常生活に彩りを加え、芸術的なセンスを味わえるような作品の開発を手掛けており、今後、日本国内で本格的な活動を計画している。

 国内大手エンジニアリング企業に勤務する夫の異動で、日本をはじめ英国やシンガポールなどで生活した馬さん。「世界は広くて多様な文化があることを、自分の作品を通して表現できればうれしい」と語る。

 23日まで。午前10時〜午後6時。20日午後1時半からのオープニングセレモニーでポストカード(50枚)のプレゼントもある。問い合わせは同センター電話045(771)1212。

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