建造間もない世界最大級の自動車船「テミス」（７万５２８３トン）が１９日夜、横浜港に初入港した。横浜市中区の横浜港大さん橋国際客船ターミナルに着岸し、２０日には関係者を招いた命名式が行われた。
北欧の海運大手ワレニウス・ウィルヘルムセン・ロジスティックス・エーエスが運航し、昨年６月に就航したばかり。
シンガポール船籍で、全長約２００メートル、幅３６・５メートル。昨年６月に拡張された新パナマ運河を航行することもできる。最大で乗用車８千台を搭載できる能力があるほか、重さ３２０トンまで対応できるランプ（乗降口）を備えている。
２０日夜に出港。みなとみらい２１（ＭＭ２１）地区からは大きな壁のように見えるとあって、大さん橋では市民らが巨大船を見上げながら写真に収めていた。
