日本初、現役消防士がファイアーマンズ・フラ

 日本初、現役消防士が情熱のフラを披露−。昨年4月にリニューアルオープンした横浜市民防災センター(横浜市神奈川区)で21日、横浜消防音楽隊によるハワイアンコンサートが開かれた。メインイベントは現役消防士が踊る「ファイアーマンズ・フラ」。

 1930年代にハワイで作られた消防士をたたえるフラダンスで、機動特殊災害対応隊員や防災センター職員が勤務や訓練の合間をぬって練習したという。

 同センターは12月までに来館者が10万人を突破。今回、それを記念して感謝の意を込めたハワイアンコンサートが企画された。同センターの宮川淳一所長が、フラ歴20年以上の愛好家だったことから実現した。

 「こういう舞台で慣れないダンスを踊る私たちに親しみを持っていただけたら幸い。ひとつのことに隊員が集中して結束するのは通常勤務と変わりません」と渡辺史機動特殊災害対応隊長は胸を張った。

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