女児が下校中に殴られけが 横須賀

 23日午後3時45分ごろ、横須賀市坂本町1丁目の路上で、「娘が知らない男に金づちで殴られた。頭部から出血している」と、近くに住む市立小学3年の女子児童(9)の母親から110番通報があった。女児は右側の額に軽傷を負った。横須賀署が傷害事件として調べている。

 同署によると、女児は1人で下校中だった。男が背後から追い抜き、振り向きざまに鈍器のようなもので無言で殴った。男は20〜40歳くらいで、徒歩で逃走した。帰宅した女児から話を聞いた母親が通報した。

 現場は京急線汐入駅の南南西約1・2キロの住宅街。

 市教育委員会は同日、女児の通う小学校を含む近隣の小中学校8校に、児童生徒の下校時の安全確保に努めるよう要請。24日朝の登校についても、「不審者が特定されていない」として市内の公立学校72校などに情報提供した上で注意を促した。各校ごとに通学路に教職員を立たせたり、保護者が引率したりするなどの対応を取る。

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