〔インフル〕定点あたり報告数28.6↓2週連続減少・1週間で約151万人

2月17日、国立感染症研究所は都道府県別のインフルエンザ定点当たり報告数を更新しました。今週の発表によると、第6週(2月6日~2月12日)の全国インフルエンザ定点当たり報告数は28.6(先週比マイナス9.6ポイント)で、全国の医療機関を受診した推計患者数は約151万人となりました。第5週以降、2週連続で減少しています。

県別では、46都道府県で報告数が減少。高知県(41.6)、福岡県(39.8)、大分県(38.6)の定点あたり報告数が高くなっています。警報解除レベルは0県、警報継続レベルは32都道府県、警報発表レベルは15県です。

2月14日、東京都品川区でインフルエンザ治療薬のリレンザを服用した中学生がマンション4階の自室から転落し、死亡しました。警察は当時の詳しい状況を調べています。

インフルエンザの感染を防ぐために、せきが出る人はマスクをして、帰宅時や食事前に手洗いやアルコール消毒液で手を消毒しましょう。インフルエンザの重い症状を防ぐために、適切な食事や睡眠をとり、流行前にインフルエンザの予防接種を受けるようにしましょう。

2017年第6週インフル推計患者数の推移

【流行状況】
 警報発表Lv:今週15県(先週36都府県)
 警報継続Lv:今週32都道府県(先週11道県)
 警報解除Lv:今週0県(先週0県)
 流行Lv未満:今週0県(先週0県)
 定点あたり報告数:増加(△)1県/減少(▼)46都道府県/変動なし0県

インフルエンザ流行状況マップ(2017/2/6~12)

【各県の流行状況】
全国  :警報継続Lv《↓》先38.1-今28.6(▼-9.6)
北海道 :警報継続Lv〈…〉先22.9-今19.9(▼-3.0)
青森県 :警報発表Lv〈…〉先30.4-今30.2(▼-0.2)
岩手県 :警報継続Lv〈…〉先24.4-今22.2(▼-2.3)
宮城県 :警報継続Lv《↓》先36.6-今26.6(▼-10)
秋田県 :警報継続Lv〈…〉先26.4-今26.7(△0.2)
山形県 :警報継続Lv〈…〉先25.9-今19.5(▼-6.5)
福島県 :警報継続Lv〈…〉先29.3-今25.3(▼-4.0)
茨城県 :警報継続Lv《↓》先30.8-今24.9(▼-5.8)
栃木県 :警報継続Lv〈…〉先24.5-今23.1(▼-1.5)
群馬県 :警報継続Lv《↓》先31.2-今23.9(▼-7.3)
埼玉県 :警報発表Lv〈…〉先47.1-今35.1(▼-12)
千葉県 :警報発表Lv〈…〉先45.3-今31.9(▼-13)
東京都 :警報継続Lv《↓》先35.5-今26.2(▼-9.3)
神奈川県:警報継続Lv《↓》先41.4-今25.7(▼-16)
新潟県 :警報継続Lv《↓》先30.2-今28.5(▼-1.8)
富山県 :警報継続Lv《↓》先30.9-今26.2(▼-4.8)
石川県 :警報発表Lv〈…〉先38.1-今35.0(▼-3.1)
福井県 :警報発表Lv〈…〉先44.5-今35.1(▼-9.4)
山梨県 :警報継続Lv《↓》先40.1-今28.7(▼-11)
長野県 :警報発表Lv〈…〉先42.2-今35.5(▼-6.7)
岐阜県 :警報継続Lv《↓》先32.5-今27.2(▼-5.3)
静岡県 :警報継続Lv《↓》先40.6-今28.7(▼-12)
愛知県 :警報発表Lv〈…〉先51.4-今38.0(▼-13)
三重県 :警報継続Lv《↓》先44.2-今27.2(▼-17)
滋賀県 :警報継続Lv《↓》先31.3-今27.3(▼-4.1)
京都府 :警報継続Lv《↓》先32.5-今24.7(▼-7.8)
大阪府 :警報継続Lv《↓》先39.5-今26.6(▼-13)
兵庫県 :警報継続Lv《↓》先38.7-今26.5(▼-12)
奈良県 :警報継続Lv《↓》先35.4-今23.3(▼-12)
和歌山県:警報継続Lv〈…〉先26.0-今22.3(▼-3.7)
鳥取県 :警報継続Lv〈…〉先21.9-今20.7(▼-1.2)
島根県 :警報継続Lv〈…〉先24.7-今18.1(▼-6.6)
岡山県 :警報継続Lv《↓》先37.9-今28.3(▼-9.6)
広島県 :警報継続Lv《↓》先32.9-今26.3(▼-6.6)
山口県 :警報発表Lv〈…〉先49.2-今36.2(▼-13)
徳島県 :警報継続Lv《↓》先36.1-今24.2(▼-12)
香川県 :警報継続Lv〈…〉先29.0-今20.1(▼-8.9)
愛媛県 :警報継続Lv《↓》先40.8-今25.8(▼-15)
高知県 :警報発表Lv〈…〉先50.6-今41.6(▼-9.0)
福岡県 :警報発表Lv〈…〉先55.0-今39.8(▼-15)
佐賀県 :警報発表Lv〈…〉先38.4-今31.8(▼-6.7)
長崎県 :警報発表Lv〈…〉先37.8-今31.9(▼-5.8)
熊本県 :警報継続Lv《↓》先40.5-今27.7(▼-13)
大分県 :警報発表Lv〈…〉先49.6-今38.6(▼-11)
宮崎県 :警報発表Lv〈…〉先54.0-今36.6(▼-17)
鹿児島県:警報発表Lv〈…〉先44.1-今38.3(▼-5.8)
沖縄県 :警報継続Lv〈…〉先28.5-今23.6(▼-4.8)

※おことわり
本記事で掲載されている「流行警報レベル」「注意報レベル」などは、都道府県が独自に発表する「インフルエンザ流行警報」とは異なります。流行警報の発表状況は県のホームページでご確認ください。

国立感染症研究所|インフルエンザ流行レベルマップ
 今週の値 
 先週の値 

厚生労働省健康局結核感染症課インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)

国立感染症研究所|インフルエンザ過去10年間との比較グラフ

iTSCOM.net 安心安全情報|マスク着用でインフルエンザ予防

※用語説明
 定点当たり報告数:インフルエンザで医療機関を受診した報告数(患者数)を定点数(対象医療機関数)で割った値(平均)
 警報発表Lv:インフルエンザの定点あたり報告数が30を超え、県などが警報を発表するレベルに達している。
 注意発表Lv:インフルエンザの定点あたり報告数が10を超え、県などが注意報を発表するレベルに達している。既に警報を発表している場合は、警報が継続される。
 流行入りLv:インフルエンザの定点あたり報告数が1を超え、流行入りとみられるレベルに達している。既に警報を発表している場合は、警報が解除される。
 【↑】:先週に比べて、定点あたり報告数が1・10・30を超えて、レベルが上がった。
 《↓》:先週に比べて、定点あたり報告数が1・10・30を割って、レベルが下がった。
 〈…〉:先週に比べて、定点あたり報告数が1・10・30を超えず、レベルが変わらなかった。
 △:プラス
 ▼:マイナス

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