沿道の歌、踊り…途切れぬ声援 ボランティアも活躍

画像沿道で優雅な舞を披露する山鹿灯籠踊り保存会=熊本市中央区の福田病院前画像フィニッシュしたランナーにミカンを配る開新高の生徒たち=熊本城二の丸広場(池田祐介)画像ランナー応援のため熱唱する「同志社グリークラブ」の学生たち=熊本市中央区琴平

 沿道からの声援が魅力の熊本城マラソン。コース沿いの6カ所のイベント会場では19日、踊りなどの盛大な応援が繰り広げられた。「復興支援ありがとう」と、地震の際の県外からの支援に感謝を伝えるボードや横断幕も。ボランティア約3500人も給水などに活躍した。

 同志社大の男子合唱団「同志社グリークラブ」は、京都からはるばる応援に初参加。前身の同志社英学校時代、県出身の思想家徳富蘇峰らが在籍していた。沿道で学生23人が「花は咲く」や宮城民謡「斎太郎[さいたら]節」など7曲を熱唱。113代幹事長の服部祥尭さん(22)は「ランナーや被災者の心に響くよう心を込めた。大学ゆかりの地が少しでも元気を取り戻してくれれば」と話した。

 山鹿灯籠踊り保存会も応援に初参加。頭にきらびやかな金灯籠を載せた女性7人が、熊本城近くで舞い、フィニッシュ目前のランナーを励ました。疲れた表情の走者も笑顔を取り戻し、記念撮影したり、手を振ったり。保存会副会長の田上貴子さん(29)は「花を添えられるように舞いました」。

 開新高の生徒たちは熊本城二の丸広場周辺でボランティア活動。毎年協力し、今年は運動部員を中心に約220人が沿道整理などに参加した。バレーボール部の24人は、続々とフィニッシュするランナーたちにミカンを手渡した。1年の中村匠さんは「お疲れさまの気持ちを込めて『おいしくなあれ』と魔法をかけました」と笑顔だった。(植木泰士、馬場正広)

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