宇宙テーマに舞台 今夏藤沢 児童ら出演

 2025年、子どもたちが宇宙ロケットを打ち上げる−。壮大な夢をテーマにした舞台「なつのロケット」が今夏、藤沢市湘南台で幕を開ける。会場となる市湘南台文化センターで20日に記者会見が行われ、出演する児童やサポーター役の宇宙飛行士・山崎直子さんらが意気込みを語った。

 市まちづくり協会の30周年記念事業の一環。「子どもたちの未来を」を合言葉に、地域参加型のプロジェクトとして企画した。

 主役は、市内外から集まった子どもたち。オーディションで選ばれた44人は4月から4カ月間、演劇の稽古を受けて役作りに挑戦する。本番はプロの役者とともに舞台に立つ予定だ。

 記者会見には、子どもたちとともに、サポーター役を務める山崎直子さん、ふじさわ観光親善大使の俳優つるの剛士さんが登場。山崎さんは「いろいろな人の力で、一つのロケットを打ち上げることができる。このプロジェクトを通じて、一つのものをつくり上げる大切さを学んでほしい」とエールを送った。

 舞台は8月26日、同センター市民シアターで2回、公演される。

 

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