江ノ電車両内で、工芸体験

 北陸地方の伝統工芸体験教室が26日、江ノ島電鉄鎌倉駅(鎌倉市御成町)のホームで行われた。「北陸の食・伝統工芸セレクションイベントin湘南」(北陸経済連合会、北陸イメージアップ推進会議、江ノ島電鉄による連携事業)の一環で、伝統工芸の宝庫・北陸の魅力を紹介し、首都圏からの誘客を促す狙い。

 会場は駅ホームに停車した江ノ電の車両内。「若狭塗箸づくり」(福井県)、「金沢の金箔(きんぱく)コースターづくり」(石川県)などのコーナーが設けられ、参加者は担当者の説明を受けながら伝統の技の一部を“プチ体験”した。

 金箔貼りを体験した男児(7)は「初めてで面白かった」と、金色の絵柄が写されたコースターを大事に抱えていた。

 同イベントは湘南と北陸の観光連携を深める目的もあり、5回目。前日の25日には、北陸の山海の幸が電車内で味わえる特別貸し切り列車「うまいもの号」の運行や物産展も行われた。

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