南極沖に海氷「生産工場」

無数の氷山、大循環の起点

座礁して動かなくなった氷山群。海面上の高さは約50メートルにもなる=1日、南極・ダンレー岬沖(共同)

 【南極海共同】日本に向け、南極・昭和基地の東方約1200キロにあるダンレー岬沖を航行していた観測船しらせが、無数の氷山に遭遇した。氷山群の西側の海域は、次々と海氷が生み出される「生産工場」。深層海流が地球規模で巡る海洋大循環の起点の一つでもある。

 1日、南極大陸沿岸から沖に向かって長さ100キロ以上、幅約30キロにわたって連なる氷山群の間を、しらせは縫うように進んだ。氷山は浅い海底に引っ掛かって動かなくなったもので、海面上の高さは約50メートルにもなる。

 「この氷山群が海洋大循環の出発点を作っている」と話すのは南極観測隊員田村岳史・国立極地研究所准教授。

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