人の細胞持つヒツジ胎児を作製

将来の臓器移植想定、米で実験

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 体のあらゆる細胞になる人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を、ヒツジの受精卵に入れて育て、人の細胞を持つヒツジの胎児を作ったと東京大の中内啓光教授が8日、仙台市で開かれている日本再生医療学会で明らかにした。

 iPS細胞を使い、ヒツジに人の細胞を持たせたのは初めて。中内氏は「さまざまな動物で、人の臓器を作れるかを調べる研究の一つ。将来は動物の体内で人の臓器を作り、移植に利用できるようにしたい」と話している。

 日本では人の細胞が混入した動物の受精卵を着床させることは禁じられているため、中内氏が教授を兼務する米スタンフォード大で実験した。

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