「ドローン規制知らなかった」 無許可飛行容疑で書類送検

 飛行禁止空域で無許可で小型無人機「ドローン」を飛ばしたとして、戸部署は15日、航空法違反の疑いで、川崎市高津区の男性会社員(40)を書類送検した。神奈川県警によると、ドローンを無許可飛行させたとして書類送検するのは県内で2件目。

 書類送検容疑は、2月7日午後1時ごろから同3時ごろの間、飛行禁止空域となっている横浜市西区みなとみらい3丁目の病院敷地内で、無許可でドローン1機を飛行させた、としている。同署によると、男性会社員は「景色を見ていた。ドローンに規制があることを知らなかった」と供述、容疑を認めている。

 同署によると、男性会社員はドローンにカメラを取り付け、病院の入り口付近のスペースでドローンを操作。手元の電子機器でカメラに写った映像を確認していた。病院職員が発見し、同署に通報した。

 県警生活経済課によると、ことし1月に飛行禁止空域である同市中区の大桟橋で無許可でドローンを飛ばしたとして、横浜水上署が今月2日、県内在住の40代の男性を同法違反容疑で書類送検していた。

© 株式会社神奈川新聞社