県産酒の魅力発信へ 月末、会員組織を設立 大分市

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展示館が入居する予定の店舗で打ち合わせをする県地酒・焼酎文化創造会議設立世話人会のメンバーら=大分市中央町

 県産の焼酎や日本酒のおいしさを広く発信しようと、関係者が新たな組織の設立準備を進めている。3月末に「県地酒・焼酎文化創造会議」(仮称)を立ち上げ、県産酒をPRする展示館を大分市中心部に開設する予定。県民の地産地消を進めるほか、観光客が県産酒を味わえる機会を増やして消費の拡大につなげる。

 県地酒・焼酎文化創造会議設立世話人会事務局によると、県内は江戸時代から名酒の産地として知られ、現在も麦焼酎をはじめ酒類の生産が盛ん。県内には40以上の蔵元があり、地域の素材を生かした酒造りをしている。一方で、一部の有名ブランドを除き、県内の飲食店では県外産が提供されるケースが多いという。「県民も地元の酒を味わう機会が限られ、知名度が高くない」と事務局。

 同会議の設立は県議会議員有志が主導。3月末に酒造、酒販などの関係者と設立総会を開いて賛同する会員を募る(会費制)。4月から大分市中央町の商店街で、県産酒の展示館を開く。試飲会の開催も検討する。当初は県民向けの発信に力を入れ、2018年の国民文化祭、19年のラグビーワールドカップ(W杯)では観光客をターゲットにする。

 2月下旬に関係者30人が集まって意見交換。県内で地元産の酒を飲む機会が少ない現状や課題を話し合った。県酒造組合の高木勉専務理事は「各メーカーは高品質の酒を醸造しているが、もっと周知に力を入れる必要がある。W杯などは売り込むチャンス」とする。

 設立世話人会事務局の藤田正道県議は「みんなで大分の日本酒や焼酎をアピールする。参加する関係団体に利益が出るような取り組みを考えたい」と話した。

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