東急田園都市線に新型車両 18年春導入、車内快適性向上

 東京急行電鉄は17日、田園都市線(渋谷−中央林間)に新型車両「2020系」を導入すると発表した。2018年春に10両編成を3本(計30両)導入し、順次拡大を予定する。同線の新型車両導入は02年の5000系以来。20年の東京五輪・パラリンピックを意識した命名で、安全・快適性の向上とともに、沿線との調和を一層進める。

 車両の先頭部は丸みを帯びた形状とし、外観は「美しい時代へふ化していくイメージ」(同社)のインキュベーションホワイトを採用。同社の車両では初めて空気清浄機を導入するほか、座席の背もたれを改良したり、荷物の積み下ろしがしやすいよう荷棚の位置を低くしたりして車内空間の快適性を高める。

 防犯カメラの設置や低騒音化、常に運転機器の状態を監視できるシステムの導入で車両故障を未然に防ぐ態勢も強化する。

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