豊洲地下水、ベンゼン基準の百倍 小池氏「重く受け止める」 ほか

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1. 豊洲地下水、ベンゼン基準の百倍 小池氏「重く受け止める」

画像 豊洲の土壌汚染対策を検証する専門家会議で、質問に答える平田健正座長=19日午後、東京都中央区の築地市場画像 東京都江東区の豊洲市場

 東京都は19日、豊洲市場(江東区)の地下水モニタリング再調査で、有害物質のベンゼンが最大で環境基準の100倍検出されたと正式に公表した。小池百合子知事は同日、都内で報道陣の取材に応じ「重く受け止めたい」とした上で、今後、土壌汚染対策を検討する専門家会議などの助言を得ながら、移転の可否を判断する考えを示した。

 築地市場(中央区)内で同日午後に開いた専門家会議は、昨年8~9月に地下水管理システムが稼働を始めたことで地下水の流れが変化し、土壌に局所的に残っていた汚染物質が広がった可能性が高いと指摘した。

 再調査では、ベンゼンのほかヒ素やシアンも検出された。

2. 「水面下、東ガスが提案」 浜渦氏は密約を否定、百条委

画像 豊洲市場への移転問題を検証する東京都議会の百条委員会で、質問に答える浜渦武生元副知事=19日午後

 豊洲市場への移転問題を検証する東京都議会の調査特別委員会(百条委員会)は19日、用地買収の交渉役だった浜渦武生元副知事(69)を証人喚問した。浜渦氏は、豊洲の地権者だった東京ガスとの間で「水面下交渉」があったとされる経緯について「『水面下』という言葉は東ガスから提案があった」と説明。「(株主対策などのため)個別に折衝しようという趣旨で、悪い言葉ではない」と主張し、密約などの存在は否定した。

 浜渦氏は石原慎太郎元知事の側近で、2000~05年に副知事を務めた。都の交渉記録によると、00年10月、東ガスに「水面下でやりましょう」と打診したとされる。

3. 1号機格納容器たまり水で高線量 福島第1、毎時1.5シーベルト

画像 自走式ロボットが撮影した原子炉格納容器底部の画像。ポンプのバルブなどが写っている=18日(国際廃炉研究開発機構提供)

 東京電力は19日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部に自走式ロボットを投入した18日の調査の結果、格納容器底部にたまった汚染水の中で、毎時1.5シーベルトという高い放射線量を測定したと発表した。格納容器内部の画像も撮影した。同汚染水の中の線量測定や鮮明な画像の撮影ができたのは初めて。

 測定位置は床面から高さ約1メートル。ロボットが走行した作業用足場上の空間線量は毎時7.8シーベルトだった。調査箇所での溶融核燃料(デブリ)の有無については「撮影画像を分析中で判断できない」としている。19日以降も別のポイントでの調査を継続し、デブリの初確認を目指す。

4. 森友、借地に建設は基準抵触か 大阪府が調査、職員処分も

画像 学校法人「森友学園」が取得した大阪府豊中市の小学校用地

 学校法人「森友学園」の小学校設置認可を巡り、本来は認められていない借地上の校舎建設計画を大阪府私立学校審議会(私学審)が「認可適当」と判断したのは、府の審査基準に抵触した疑いがあるとして、府が当時の担当職員の処分も視野に経緯を調査することが19日、分かった。

 大阪府教育庁幹部は府の判断に誤りがあった可能性を指摘。これまで松井一郎知事は「なんら違法な形で物事を進めたわけではない」と強調していた。

 学園は14年10月、設置認可を府に申請。府は、認可の見通しを示す代わりに財務省近畿財務局が土地の取得予定を保証する形を取ったことで、この基準を満たしたと判断した。

5. ジュゴン、沖縄で新たな目撃情報 「子どもの個体」

画像 2005年に沖縄本島沿岸で確認されたジュゴン(環境省提供)

 沖縄本島の沿岸で、国内の生息は3頭だけと考えられている絶滅危惧種ジュゴンの新たな個体の目撃情報があることが19日、分かった。子どものジュゴンとされる。複数の関係者が共同通信に明らかにした。目撃の通りなら沖縄で繁殖した可能性が高い。絶滅回避に大きな意味を持つことになり、県などによる今後の調査に注目が集まる。

 目撃情報は本島北西部の沿岸で昨年、幼いジュゴンが、母親らしい個体と一緒にいたとの内容。保全に向けた関係者の会合で報告された。体の大きさなどから新たな個体の可能性がある。ジュゴンの子どもは母親と行動し、幼いうちは母乳を飲む。

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