核禁交渉傍聴へ自費渡米

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 米ニューヨークの国連本部で27日から31日にかけて開かれる核兵器禁止条約制定の多国間交渉を傍聴するため、長崎の大学生5人が自費で現地に出向く。世界各地から集まる若者のイベントにも参加する予定。「歴史的な会議を体感し、多くの人と意見を交わしたい」と意気込んでいる。

 多国間交渉に合わせ、長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA)の中村桂子准教授が渡米する。これを知った長崎大の4人と長崎純心大の1人が一緒に行くことにした。

 5人とも核兵器を巡る国際会議に立ち会うのは初めて。多国間交渉に至るまでの流れや核兵器を取り巻く国際情勢などを中村准教授に教わっている。現地では傍聴のほか、若者の国際ネットワークBANg(バング)のシンポジウムに参加する予定。

 5月にはオーストリア・ウィーンに行く。核拡散防止条約(NPT)再検討会議準備委員会を傍聴し、被爆地の思いを伝える活動を計画している。長崎大多文化社会学部1年の福井敦巳さん(19)は「被爆国として日本がどう見られているのかなど、会場に行かなければ知ることのできないことを吸収し、ウィーンの活動に生かしたい」と話している。

 中村准教授は「核兵器廃絶を目指す上での歴史的局面に居合わせる経験は大きい」と話している。

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