「復興へ民間の力を」 熊本市東区まちづくりシンポ

画像「復興のためには、新しい価値観の創造が必要」と話す竹井善昭さん=19日、熊本市中央区

 熊本地震の経験を生かして地域防災力の向上につなげようと、熊本市東区役所が主催する「まちづくりシンポジウム」が19日、中央区の市青年会館であった。約140人が、被災者支援を続ける民間団体の活動例などを学んだ。

 例年の区民まつりに代わり、災害時の自助、共助を考えるきっかけにと開いた。熊本地震で生理用品や下着を送るなどした東京の女性支援NGO「ガールパワー」プロデューサーの竹井善昭さん(59)が基調講演した。

 竹井さんは「震災前より地域を活性化させるためには、新たな価値観の創造が必要。それは民間の仕事」と提起。「阿蘇の夏野菜や天草の海産物、熊本女性のパワーなど、独自の文化や資源を見つめ直してほしい。行政に頼らず、自分たちで地域をつくろうとする姿勢は、子どもたちの希望になる」と話した。

 県内の団体「きばれ!あまくさンしー!」「チーム熊本」も、それぞれの取り組みを紹介。中原裕治区長を交えたパネル討議では「震災を経て、人々の絆は強くなった。今はコミュニティーを再構築するチャンス」などの意見が出た。(小野由起子)

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