旧小幡藩の武家屋敷復元 甘楽町、周遊拠点目指す

画像竣工式後に一般公開された松浦氏屋敷

 群馬県指定史跡で、復元のため調査・整備が進められてきた旧小幡藩武家屋敷松浦氏屋敷(甘楽町小幡)で19日、竣工(しゅんこう)式が開かれた。町民らが江戸期の歴史を伝える屋敷の復元を祝い、武士の暮らしに思いをはせた。

 屋敷は、小幡藩の中老を務めた松浦家の4代元寛が1867(慶応3)年ごろ藩からあたえられたものとされる。木造平屋建ての寄せ棟造りで、重厚なかやぶき屋根が特徴だ。庭園には、近くの雄川堰から導水したひょうたん形の池がある。

 1996年3月に町指定史跡となり、翌年には県史跡に指定された。建物や庭園、小堰が残っている点が高く評価されたという。

 屋敷を受け継いだ松浦家9代当主の通晴氏が2011年4月、町に寄贈。町は13年度から整備事業に取り掛かり、14年1月から一般公開を休止して発掘調査や整備工事を進めてきた。

 茂原荘一町長は「(国指定名勝の)楽山園と共に周遊拠点として親しまれるよう努める」とあいさつ。テープカット後、一般に開放され、町民や関係者がかやぶき屋根を見上げたり、縁側から望む借景の山々に感嘆の声を上げたりしていた。

 入館無料。午前9時~午後5時(11~2月は同4時)。

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