【モンテ】強み消され、モンテ冷や汗

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 サッカーJ2は第4節第2日の19日、各地で8試合を行った。モンテディオ山形は天童市のNDソフトスタジアム山形で讃岐とのホーム開幕戦に臨み、0—0で引き分けた。ドローは3試合連続。通算成績は1勝3分け。順位は10位となった。

 前半からセカンドボールを奪えず、シュートチャンスは少なかった。押し込まれ、決定的なピンチもあったが、守備陣が奮闘して今季初の無失点で切り抜けた。

 このほか湘南は愛媛を1—0で下して3勝目を挙げ、勝ち点10で首位を守った。横浜FCは岐阜に2—1で逆転勝ちし、得失点差で2位。東京Vは山口に勝ち、勝ち点9で3位。

 山形は第5節の26日、同スタジアムで福岡と対戦する。

 【評】山形はロングボールのこぼれ球を狙う讃岐に対し、後手に回った。全体的に間延びしがちで連係が機能せず、ボール奪取後も効果的な攻めを繰り出せなかった。シュート数は讃岐の14に対し、5にとどまった。決定的なピンチも招いたが、好守備を見せたGK児玉を中心にゴールは割らせなかった。【青炎】讃岐戦0—0、ロングボール戦法に対応後手 昨季19位の讃岐を迎えての今季ホーム初陣はスコアレスドロー。山形は何度もピンチで冷や汗をかき、負けてもおかしくなかった。戦力が拮抗(きっこう)するJ2。楽な相手などいないことを思い知らされた。

 ロングボールを多用する讃岐の戦術は分かっていた。しかし、DF石川竜也が「相手はオートマチックに蹴ってセカンドボールへの意識が高い」と話したように、讃岐はこぼれ球への反応が鋭く、球際も強かった。攻守の要のMF本田拓也に対する守備も激しく、山形の強みを消そうという思惑が見て取れた。FW阪野豊史は「うちはロングボールを蹴られると弱い部分がある。戦い方を考えないと」。

 加えて讃岐のシステムは当初予想された4バックではなく、山形と同じ3バック。讃岐の北野誠監督は「ほぼマンマーク。うまくいった」。山形はボールを持った選手が相手に張り付かれ、時間的余裕がない中でプレー。うまくかわしても「一人一人の距離感が遠かった」(MF瀬沼優司)。選手が連動する場面が少なく、ミスも多かった。

 木山隆之(たかし)監督は「サイドで押し込んで、(両センターバックの)タツ(石川)と加賀(DF加賀健一)が高い位置でフリーになることが多い」と想定していた。しかし実際は、なかなかその形にならなかった。指揮官は終盤に攻撃的な選手を投入して勝利への意志を示したが、決定機はむしろ相手の方が多かった。

 今季取り組む後ろからのビルドアップ(攻撃の組み立て)は、高い位置からのプレスを受けるとまだ不安定さが出る。今後の対戦相手も見逃してはくれないだろう。「トレーニングのレベルを上げたい。積み重ねが大事」と石川。長丁場のシーズンは始まったばかりで、完成度を高める時間は十分ある。今は前を向いて進みたい。もっと良いプレーを見せたかった 木山隆之(たかし)監督の話 本当にたくさんの人に足を運んでいただき感謝している。何とか勝ち点3を取りたかった。もっと良いプレーを見せたかった。相手が予想と違う形で、対応するのに時間がかかった。後半はミスが多く、前でプレーできる場面でプレーが良くなかった。モンテ、選手ひと言 ▽GK児玉剛 無失点だがシュートを14本打たれた。難しいが無理やりポジティブに捉えたい。少ないチャンスでも決めきる力を身に付けるため、(攻撃時の)守備選手のプレーも向上していかなければ。

 ▽MF中村駿 途中から入った難しさがあった。もっと相手が嫌がるプレーをしたい。

 ▽MF鈴木雄斗 最後までボールが落ち着かなかった。プレスが来ていないのに、来ていると思ってしまう場面があった。

 ▽FW阪野豊史 速く攻撃をやり切ろうとするあまりに、個人の力で攻めることが多かった。ボールをボランチに戻してサイドチェンジするなど、もっと分厚い攻撃をしたかった。

 ▽DF石川竜也 難しいゲームはある。危ない場面で耐えたのは良かった。どうシュートを増やすのか、ボールの運び方が課題。

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