「震災と海」漁業復興の方策探る 女川

画像震災後の水産業について意見交換したパネル討論=女川町まちなか交流館

 東日本大震災で打撃を受けた漁業と養殖業の復興をテーマにしたシンポジウム「震災と海」が18日、宮城県女川町で開かれた。研究者らが震災による海洋環境の変化について報告し、今後の県の水産業の方向性などについて意見を交わした。

 東北大と県、東北区水産研究所(塩釜市)でつくる宮城水産復興連携協議会の主催。2012年の発足後、一般向けの初めての研究発表の機会で、約80人が参加した。

 パネル討論では、協議会のメンバーら4人が登壇した。県漁協の平塚正信女川町支所長は「課題の一つは販路拡大。ブランド力を強化しながらも、消費者が何を求めているのかを見極める必要がある」と訴えた。

 県水産技術総合センターの永島宏副所長は「カキのノロウイルスは避けて通れない問題。高圧処理でウイルスを除去する方法を研究している」と述べた。

 女川湾沖の泥の堆積が震災前の状況に回復したことや、女川湾でホヤやホタテの水深別の成長差に関する研究発表もあった。

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