黒田日銀、見えぬ緩和出口 就任4年、政策運営困難に ほか

18時トップ5ニュース

1. 黒田日銀、見えぬ緩和出口 就任4年、政策運営困難に

画像 日銀の黒田東彦総裁

 日銀の黒田東彦総裁が20日で就任4年を迎えた。大規模な金融緩和を手じまいする出口が見えないまま、米国が利上げに動き、長期金利を低く抑えようとしている日銀の政策運営は困難さを増している。残る1年余りの任期中に、大規模緩和を終える将来展望を示せるかどうかが焦点となる。

 「強力な金融緩和をしっかりと推進していく」。黒田氏は16日の記者会見で、住宅ローンや企業向け融資の目安となる長期金利を0%程度に抑える現状の緩和策を粘り強く続けると強調した。デフレ脱却へ日銀が目指す物価上昇率2%になかなか届かないためだ。

2. しらせ、南極からシドニーに入港 久々の街並みに歓声

画像 オーストラリア・シドニーに入港する南極観測船「しらせ」(右)=20日(共同)

 【シドニー共同】南極・昭和基地での任務を終えた第58次南極観測隊の夏隊と第57次隊の越冬隊の計77人を乗せた観測船しらせが20日午前10時すぎ(日本時間同8時すぎ)、経由地のオーストラリア・シドニーに入港した。

 しらせは、観光名所のハーバーブリッジや世界遺産のオペラハウスなどを間近に見ながら進み、隊員らは久々に目にする街並みや森に、甲板から歓声を上げていた。

 1年以上に及ぶ南極生活を終えた越冬隊の医療担当、森川隊員(44)は「久々に平らな道路を見て、不思議な気分です」と話していた。

 隊員らは23日に空路で帰国、しらせは4月10日に日本に到着する予定。

3. 「日独で自由貿易守る」と首相 スピーチでメルケル氏に訴え

画像 「CeBIT2017」のオープニングイベントであいさつする安倍晋三首相=19日、ドイツ・ハノーバー(ロイター=共同)

 【ハノーバー共同】安倍晋三首相は19日夜(日本時間20日未明)、ドイツ・ハノーバーで20日に開幕する国際情報通信技術見本市「CeBIT(セビット)2017」のオープニングイベントであいさつし「自由貿易と投資の恩恵を受けた日本は、ドイツと共に開かれた体制を守るチャンピオンでありたい」と訴えた。会場にはドイツのメルケル首相も同席した。

 あいさつで安倍首相は両国の共通点を「国土が狭く、天然資源は貧弱でも、めざましい成長ができた」と指摘。メルケル氏に「自由で開かれた、ルールに基づく体制を守り、強くするため共に歩んでいこう」と呼び掛けた。

4. 地下鉄サリン事件から22年 遺族、風化に危機感

画像 地下鉄サリン事件から22年となり、東京メトロ霞ケ関駅で手を合わせる遺族の高橋シズヱさん=20日午前、東京都千代田区(代表撮影)

 13人が死亡、6千人以上が重軽症を負った1995年の地下鉄サリン事件から20日で22年となった。多くの死傷者を出した東京メトロ霞ケ関駅(東京都千代田区)の助役だった夫一正さん=当時(50)=を亡くした高橋シズヱさん(70)は、同駅で献花した後に取材に応じ「ここに来るとあの日を思い出す」と静かに語った。

 事件の衝撃や教訓が風化していくことに危機感を募らせている高橋さん。一正さんの名前が刻まれたプレートの前で、事件を知らない世代に向け「カルトに入れば大勢の人を傷つけると知ってほしい」と語った。

 事件発生時間に近い午前8時には、霞ケ関駅員が黙とうした。

5. 報徳、前橋育英が2回戦へ 盛岡大付はサヨナラ、選抜第2日

画像 多治見に21―0で大勝し、グラウンドに整列する報徳学園ナインら=甲子園画像 高岡商―盛岡大付 10回裏盛岡大付無死二、三塁、林が中前に逆転サヨナラの2点打を放つ。捕手筏=甲子園

 第89回選抜高校野球大会第2日は20日、甲子園球場で1回戦3試合が行われ、報徳学園(兵庫)前橋育英(群馬)盛岡大付(岩手)が2回戦に進出した。

 報徳学園は序盤から打線がつながり、21世紀枠で初出場の多治見(岐阜)投手陣に21安打を浴びせ、21―0で大勝した。

 前橋育英は二回に2点を先制し、六回には4長短打で3点を追加。3投手の継投で、21世紀枠で40年ぶりに出場した中村(高知)を5―1で下した。

 盛岡大付は延長十回に1点を勝ち越されたが、その裏無死二、三塁から林が2点適時打を放ち、高岡商(富山)に10―9で逆転サヨナラ勝ちした。

あなたにおすすめ