豊洲、交渉経緯解明されず 石原氏、従来の主張繰り返す ほか

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1. 豊洲、交渉経緯解明されず 石原氏、従来の主張繰り返す

画像 東京都議会の百条委員会に出席した石原慎太郎元都知事=20日午後

 豊洲市場への移転問題を検証する東京都議会の調査特別委員会(百条委員会)は20日、市場移転を決定した当時の知事だった石原慎太郎氏を証人喚問した。石原氏は「移転を決裁した責任は認める」としつつ、東京ガスとの用地売買交渉は「浜渦(武生元副知事)に一任していた」と従来の説明を繰り返し、ガス工場跡地を選んだ妥当性や水面下で行われたとされる交渉経緯は解明されなかった。

 喚問は石原氏側が体調不良を理由に時間短縮を要請し、休憩を挟んで計約1時間、行われた。

 石原氏は「科学者が安全と言うのに、なぜ移転しないのか。不作為の責任が問われるべきだ」と改めて小池知事を批判した。

2. 黒田日銀、見えぬ緩和出口 就任4年、政策運営困難に

画像 日銀の黒田東彦総裁

 日銀の黒田東彦総裁が20日で就任4年を迎えた。大規模な金融緩和を手じまいする出口が見えないまま、米国が利上げに動き、長期金利を低く抑えようとしている日銀の政策運営は困難さを増している。残る1年余りの任期中に、大規模緩和を終える将来展望を示せるかどうかが焦点となる。

 「強力な金融緩和をしっかりと推進していく」。黒田氏は16日の記者会見で、住宅ローンや企業向け融資の目安となる長期金利を0%程度に抑える現状の緩和策を粘り強く続けると強調した。デフレ脱却へ日銀が目指す物価上昇率2%になかなか届かないためだ。

3. 日ロ首脳、4月下旬会談へ 北朝鮮の核阻止で協力確認

画像 日ロ外務・防衛閣僚協議で握手を交わす(左から)ロシアのショイグ国防相、ラブロフ外相、岸田外相、稲田防衛相=20日午後、東京都港区の飯倉公館(タス=共同)

 日本・ロシア両政府は20日午後、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)などを東京都内で開き、北朝鮮の核・ミサイル開発阻止へ協力する方針で一致した。両国外相は安倍晋三首相が4月下旬にロシアを訪れ、プーチン大統領と首脳会談を実施することを確認。双方は、防衛協力を継続し、信頼醸成を図ることでも一致した。北方領土への地対艦ミサイル配備などロシアの軍備強化方針に関しては主張が対立した。

 岸田文雄外相らが2プラス2会合後の共同記者会見などで明らかにした。20日には、岸田外相、稲田朋美防衛相、ラブロフ外相、ショイグ国防相の4閣僚が参加する2プラス2や個別会談も行われた。

4. 五輪ゴルフ会場、正会員に女性 規則変更、IOC要請に応じる

画像 2020年東京五輪のゴルフ会場となる霞ケ関CC=埼玉県川越市

 2020年東京五輪のゴルフ会場となる霞ケ関カンツリー倶楽部(CC)は20日、埼玉県川越市で臨時理事会を開き、規則を変更して女性を正会員として認めることを決めた。男女の差別を禁じた五輪憲章に抵触すると問題視した国際オリンピック委員会(IOC)の要請に応じる形で、正会員を男性に限定していた定款の細則変更を出席理事の全会一致で議決した。

 近年は米国のオーガスタ・ナショナルGCなどの伝統コースでも女性会員に門戸を開いており、霞ケ関CCの今泉博総支配人は「世界的な時代の流れを鑑み、五輪とは関係なく将来的に考えて女性に道を開くことにした」と説明した。

5. 被爆治療の肥田舜太郎氏が死去 医師

画像 死去した肥田舜太郎氏

 広島で自ら被爆し、被爆者の治療を続けてきた医師で、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)顧問の肥田舜太郎(ひだ・しゅんたろう)氏が20日午前8時2分に死去した。100歳。広島市出身。

 1945年8月6日の原爆投下当時、軍医として広島に赴任しており、爆心地の北約6キロ地点で被爆。直後に市内へ入り、焼けただれさまよう人らを救助するとともに、治療に当たった。

 その後も、白血病などの後遺症に苦しむ被爆者たちにも寄り添い続けたほか、内部被ばくによって体がだるくなる症状を「ぶらぶら病」と呼んで危険性を指摘した。

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