等伯しのび本格茶会 七尾・本延寺、利休との縁に思いはせ

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 七尾出身の画聖長谷川等伯をしのぶ等伯茶会(本社後援)は20日、等伯の生家の菩提寺(ぼだいじ)である七尾市小島町の日蓮宗本延寺(ほんねんじ)で開かれた。能登で定期開催される本格的な茶会は初めてとなる。茶席に集った客は、等伯の才能を見いだし、豊臣秀吉に重用される機会をつくった茶聖千利休との縁に思いをはせながら、心尽くしの一服を味わった。

 金沢美術商協同組合の高辻時長理事長(金沢市)が席主を務めた。利休の禅の師匠で、等伯が天井画を制作した大徳寺(京都)の笑(しょう)嶺宗●(れいそうきん、●は言ベンに斤)の軸が掛けられ、等伯、利休、秀吉が活躍した桃山期〜江戸初期の茶道具を使った。抹茶は「等伯」の銘柄で、干菓子は等伯の代表作「松林図」をイメージした「松林煎餅(せんべい)」や、上京時に眺めた能登の夕日を模した「汐路(しおじ)」を用意した。

 等伯茶会は、能登から全国を代表する絵師に成長した等伯を通じて、七尾の茶道文化の振興につながるよう企画された。茶会に先立ち、本延寺の河崎俊栄(しゅんえい)住職による法要も営まれた。

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