《ブラジル》ペルナンブコ州の少年院の暴動で死者1人=1月に脱走事件も起きた場所

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 ペルナンブコ州のレシフェ大都市圏にあるアブレル・デ・リーマ少年院(社会教育センター、Case)で19日夜、暴動が起き、17歳の青年が殺害されたと20日付G1サイトが報じた。
 暴動が起きたのは20日午後8時頃で、マットレスに放火する騒ぎも起きたため、消防と軍警の機動隊が派遣された。
 暴動が起きた少年院の収容人数は89人だが、実際は189人を収容中で、超過密状態だ。20日の報道は暴動が起きた経緯には言及していないが、同州社会教育対応基金(Funase)によると、防犯カメラの映像から、17歳の青年殺害に関係したと見られる収監者10人の身元は既に確認出来たという。
 10人中2人は既に成人年齢に達しており、エヴェラルド・ルナ観察・識別センターに転送された。未成年の8人は初期の対応施設に送られた。
 暴動や火災は19日午後12時頃に収まり、脱走者や負傷者は出ていないという。
 アブレウ・エ・リーマ少年院では、昨年12月31日の午後9時頃にも暴動が起こり、12人が脱走している。この時も暴動が起きた理由は報道されなかった。
 それに先立つ12月30日には、ガラニュンス少年院で12人が脱走。同月は、チンバウバの少年院でも2人が脱走して再収容された途端、新たに5人が脱走するなど、各地の少年院で暴動や脱走が起きている。
 ブラジルでは今年、成人の刑務所で大量殺人を伴う暴動が繰り返されていたが、1月20、21日に27人が殺されたパラー州ベレン大都市圏では、2カ月を経て、やっと1人が逮捕されたという。
 なお、1月14日の暴動で、少なくとも26人が惨殺された(15人は斬首)リオ・グランデ・ド・ノルテ州のアルカスス刑務所では、サンパウロ州に本拠を置く犯罪者集団の州都第一コマンド(PCC)の受刑者がいる第5棟に、他の犯罪組織の収監者を再び入れる準備をしているという。

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