<震災6年>海望みながら犠牲者に祈り

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女川湾を望みながら犠牲者の慰霊と鎮魂を祈る僧侶ら

 彼岸の中日の20日、宮城県女川町で、海を望みながら東日本大震災の犠牲者らを追悼する法要が営まれた。

 町内の6寺院でつくる女川町仏教会が七回忌に合わせ、2013年の三回忌以来4年ぶりに開催。僧侶らは故人の名前を読み上げ、参列者らは女川湾に向かって手を合わせて犠牲者の鎮魂を祈った。

 参列した山形市の会社員山崎佳恵さん(38)は両親と姉、祖母が津波で犠牲になった。法要を終えて「母と姉は行方不明。まだこの海にいるのかな」と声を詰まらせた。

 保福寺の八巻英成住職(35)は「女川は海とともに生きる町。津波の犠牲者への鎮魂とともに、海への感謝も伝えたい」と話す。来年からは毎年春彼岸に合わせて、海の見える場所で法要を営む予定という。

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