【新日鉄住金グループ、ステンレスでシナジー第一弾】新日鉄住金・NSSC、日新に鉄源供給

鋼種別相互供給も拡大

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新日鉄住金が13日に日新製鋼を子会社したことで、新日鉄住金グループはシナジーの早期発現に向けた検討を開始するが、ステンレス事業については来年度上期から生産面での相互協力に動き出すことになった。新日鉄住金グループ内で、新日鉄住金、新日鉄住金ステンレス(NSSC)から日新製鋼に半期で約2万トンの鉄源を供給すると同時に、NSSCと日新製鋼によるニッケル系・クロム系のホットコイルの相互供給を再び拡大する。

日新製鋼周南製鋼所では需要が増加している中でユーザーの要望に応じきれない状況が続いている。

このため、新日鉄住金グループとして、来年度上期に約2万トンの鉄源(スラブ、ホットコイル)を日新製鋼に供給することで最終製品の増産につなげる。

一方のNSSCもフル生産を続けても需要増に追いつけていない状況。中でも光製造所で生産しているニッケル系鉄源は余力がないが、八幡製鉄所で生産しているクロム系鉄源は増産が可能だ。

NSSCは日新製鋼とニッケル系・クロム系のホットコイルの相互供給(NSSCがクロム系、日新製鋼がニッケル系を相互に等量で供給)を行っているが、需給環境や両社の鉄源事情を踏まえ、直近では四半期当たり約500トンの規模まで縮小していた。これを、来年度第1四半期は約3千トンに戻すことで、ニッケル系の鉄源不足を補う。

新日鉄住金グループは今回の施策を先行して行う一方で、同グループのステンレス事業のあり方(生産、販売、技術・研究開発、購買など)について検討を進め、シナジーの早期発現を図る。

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