あなたはどう?ボーナスの使い方でわかる「貯まる人」診断

ボーナスシーズンです。ボーナスが出る方は「何に使おうかな」と楽しみにしているかもしれません。

質問に答えていくと「貯まる人」かどうかがわかる!

これまで数百人のお金が貯まる人、貯まらない人に取材をしてきて感じることは、ボーナスの多い少ないではなく、「ボーナスの使い方」が大きな差になると感じています。では、あなたの場合はどうでしょうか?

以下、質問をしていきますので、ぜひチェックしてみてください。

Q1. ボーナスは使う予定がすでに決まっている? YES/NO

「YES」の人にお聞きします。

下記のAさん、Bさんのどちらに近いでしょうか?

Aさん「お金が足りなくなってボーナス払いをしたので、使う予定が決まってるんです」

→あなたは「貯まらない人」かも 急に何か大きなものが欲しくなり、手元にお金がないのでクレジットカードでボーナス払いをしたのかもしれません。ボーナス払いは、未来の自分からの「借金」です。万一、ボーナスが出なくなったり、減額されたりする可能性もあるので要注意。

今後はこのような「ボーナス払い」はできるだけ避けて、日々の手取り月収や貯蓄から支払うように、計画を立てていきたいですね。

Bさん「旅行に行きたいと思っていて、ボーナスが出たら考えようと思っている」

→あなたは「貯まる人」かも 大きなお金を使いたいけれど、「具体的なことは実際にボーナスが出てから考えよう」という計画性が感じられます。ボーナスの範囲内で調整しながら、“身の丈に合った”お金の使い方ができるといいですね。

「NO」の人は、「貯まる人」の可能性大!

ボーナスをあてにしていないので、普段の手取り月収でやりくりできているようですね。ただし、預金残高が急に増え、気持ちが大きくなって、衝動買いをしてしまうことには気をつけましょう。

Q2. ボーナスは、一部または半分を貯蓄しようと思っている? YES/NO

「YES」の人は、まさに「貯まる人」ですね

ボーナスのうち、できれば半分~3分の2程度を貯蓄に回したいところ。年間貯蓄額がいっきにアップします。取材で貯蓄の達人にお会いすると、ほとんどの方がボーナスを半分~3分の2程度貯蓄しているんです。ぜひ、実践してみてくださいね。

「NO」の人は、「貯まらない人」かも

最初から貯蓄するつもりでいないと危険です。ボーナスが入って預金残高が急に大きくなると、気持ちも大きくなって、ついムダなものにもお金を使ってしまいがち。貯蓄にはなかなか回せません。

最初から「ボーナスは半分貯蓄する」などと決めておき、ボーナスが出たらすぐに別の口座に分けておきたいですね。

Q3. ボーナスは、全部貯蓄しようと思っている? YES/NO

「YES」の人は、一時的に「貯まる人」かもしれませんが、ちょっと待ってください!

貯蓄がたくさんある人や収入が多い人なら、ボーナスをすべて貯蓄しても問題ないかもしれませんが、それ以外の人は要注意です。

なぜなら、ボーナスは普段なかなかできない体験ができるチャンスだから。ワンランク上のサービスを受けてみたり、自己研鑽(じこけんさん)として勉強代に使ってみたり、旅行をして新しい体験をしてみたりと、何か新しいことに挑戦するきっかけをくれるものです。

もし「ひたすら貯めること」で一時的にお金が貯まったとしても、10年、20年という長い目で考えてみると、「貯蓄残高は増えたけど、経験値はあまり増えていない……」ということになりかねません。

ムダ遣いしましょうという意味ではなく、自分にとって意味のあることや価値のあることに、普段よりちょっと多めのお金を使う大チャンスなのです。ぜひ、ボーナスの一部は貯蓄しつつ、一部は自分自身のために必要なことに使ってくださいね。

NOの人は、「貯蓄」を確保できるかが分かれ目です

「貯まる人」になるために、半分くらいを貯めるようにしてみてください。残りの半分は、今の自分と将来の自分、それぞれに意味のあることに使うようにしてみてくださいね。

以上、ボーナスの使い方によってわかる「貯まる人診断」をお届けしました。もちろんこの他に例外(一人暮らしや結婚の予定があるので、今回は全部貯蓄したい等)もありますので、一般的な診断と思っていただけたらと思います。

ボーナスシーズンは、ネット銀行を中心に定期預金の金利もアップします。ボーナスの一部貯蓄先として、併せてチェックしてみてくださいね。

(文:西山 美紀(マネーガイド))

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