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沖水・栽監督題材でヒット 「沖縄を変えた男」桜坂劇場で再上映

 沖縄水産高校野球部を2年連続で甲子園準優勝に導いた故・栽弘義監督をモデルにした映画「沖縄を変えた男」(岸本司監督、高山創一プロデューサー)が8日から那覇市の桜坂劇場で再上映される。昨年10月から今年2月までスターシアターズ系などで約2万2500人を動員したヒット作。岸本監督は「こんなに客を集めるとは思わなかった。栽監督の魅力」と語る。

 スパルタな指導法で強豪野球部を土台から築き上げる物語。原作の松永多佳倫著「沖縄を変えた男 栽弘義 高校野球に捧ささげた生涯」も3月の沖縄書店大賞に選出。映画を配給した高山製作所によると、昨年の公開日から3日間の動員数や興業売り上げで順位を決める全国ミニシアターランキングで2位をマークした。

 岸本監督は「原作を読んで暴力の要素が印象的だった」と名伯楽の負の側面と向き合い、描ききった。試合シーンよりもグラウンド内外での監督と部員のやりとりに比重を置くことで監督の人柄を浮かび上がらせた。

 再上映する桜坂劇場は、もともと沖縄関係や単館系の作品を積極的に公開してきた。

 下地久美子興業部長は「昨年公開以降、上映の問い合わせが多かった。勢いを感じる作品」と語る。物語の魅力を「沖縄を背負う球児たちのひりひりする空気感がある。どう展開するか分からないサスペンス的な要素も面白い。桜坂から新たな客層へ届けたい」と集客に期待した。

 8、9、30日は岸本監督や出演者らの舞台あいさつを予定。問い合わせは同劇場、電話098(860)9555。

画像「沖縄を変えた男」再上映をPRする岸本司監督(左)と桜坂劇場の下地久美子興業部長=那覇市・同劇場

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