JMU、川崎汽船へ自動車運搬船引き渡し

造船大手のジャパン・マリンユナイテッド(JMU)は4日、次世代型の自動車運搬船「ポラリス・ハイウェイ」を川崎汽船へ引き渡したと発表した。

次世代型の自動車運搬船「ポラリス・ハイウェイ」

 JMUは同型の船を川崎汽船から4隻受注し、うち1番船と3番船は自社の有明事業所(熊本県)で建造。2番船と、今回引き渡した4番船は株主の1社でもある日立造船系列の内海造船・因島工場(広島県尾道市)へ建造を委託した。4番船の引渡しは3月31日付。

 同船はパナマ運河の拡張に対応し、幅を37・5メートルへと広げた最新鋭の新型で、載貨重量は2万494トン。川崎汽船は「ドライブ・グリーン・プロジェクト」と銘打ち、載荷可能台数の2割増や環境対策など最先端の技術を導入した自動車運搬船の整備を進めていた。

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