箱根・芦ノ湖畔に旅館 オリックス不動産8月1日に開業

 オリックス不動産(本社東京都港区、高橋豊典社長)は箱根・芦ノ湖畔に旅館「箱根・芦ノ湖 はなをり」を8月1日に開業する。県内では新江ノ島水族館(藤沢市)などの運営にも携わる同社は全国でホテル・旅館などを運営しているが、新築の旅館はグループとして初の事業。

 旅館は箱根ロープウェイ「桃源台駅」近くの芦ノ湖畔に立地し、敷地面積約2万平方メートル、地下1階地上3階建て延べ床面積約1万平方メートルの客室154室。靴を脱ぐ旅館スタイルの和洋室などを中心に、露天風呂付きの客室も用意する。

 このほか、芦ノ湖の眺望を堪能できる露天風呂のある大浴場や、和食をビュッフェ式で味わうレストランを併設。ロビーに隣接する庭には芦ノ湖に浮かんでいるような気分を味わえる、水を張った空間に円形のソファを置いた「水盤テラス」や足湯を楽しめるスペースもできるという。

 同社は旅館業に関しては2002年に買い取った大分県別府市の「別府 杉乃井ホテル」を皮切りに現在8施設に携わっており、「これまで培ったノウハウを結集して新築旅館を誕生させたい」と同社では話している。

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