<衆院区割り審>東北2減 23選挙区に

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 衆院選挙区画定審議会(区割り審、会長・小早川光郎成蹊大客員教授)は19日、小選挙区定数を「0増6減」し「1票の格差」を2倍未満に是正する区割り改定案を安倍晋三首相に勧告した。定数1減対象の6県を含む19都道府県の97選挙区が対象。勧告などを反映し公選法が改正されると、小選挙区は定数295が289に、比例代表は180が176となる。

 東北は定数1減となる青森、岩手両県で青森2区と岩手3区が二分され、隣接の選挙区に統合された。宮城、福島両県でも計7選挙区の線引きが変わった。

 改定案通りになれば、東北の小選挙区は現行の25から23に減る。4県の現行15選挙区が影響を受ける大幅な見直しとなる。各政党は次期衆院選に向け、青森、岩手両県で候補者調整を進めるとともに支持基盤の再構築を本格化させる。

 青森は2区のむつ市や下北郡、六ケ所村などが1区に統合されて新1区となる。十和田、三沢両市などが3区に入り新2区。新3区は、4区の大部分と1区の五所川原市と北津軽郡で構成する。

 岩手は3区の大船渡、遠野、陸前高田、釜石4市などが2区に統合され、県北部から沿岸部全域をカバーする広大な新2区が誕生する。一関市などは4区に組み入れ新3区となる。

 宮城は2区を除く5選挙区で境界が変更された。1区から仙台市太白区の旧秋保町を県南の3区に編入。有権者が全国最少の5区には、4区から松島、大郷両町、6区から南三陸町がそれぞれ加わる。福島では会津地方の4区に3区の西郷村が編入される。

 改定案により、仙台市の宮城1区が初めて分割される。現状では分割されている青森市の旧浪岡町、盛岡市の旧玉山村は市域に合わせられ、それぞれ青森1区、岩手1区となる。

 小早川会長は総務省で記者会見し「さまざまな地域事情を考慮し、変動が最小限となるよう腐心した」と説明。東日本大震災の影響に関しては「被災地の状況、地域のつながりに意を用いた。生じている人口移動を考慮し、今後5年間でどうなるかを若干議論した上で区割りをした」と述べた。

 比例代表は東北ブロックの定数が1減の13となる。

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